奈良時代を揺るがす“スキャンダル”
聖武天皇の娘である孝謙上皇は、保良宮滞在中、看病禅師の道鏡に病気を癒してもらった。上皇は、修験道や呪術にも優れていた道鏡を寵愛するようになった。この関係は宮廷のスキャンダルとして広がり、時の天皇であった淳仁天皇は、この関係に意見を述べこれにより、上皇と天皇の関係は破綻した。その後、淳仁天皇は廃され、上皇は重祚し称徳天皇が誕生すると、道鏡はその片腕として権勢をふるった。称徳天皇は独身であった為、その後の皇位継承が未確定であった。神護景雲3(769)年5月、道鏡を皇位につかせる動きがあり、宇佐八幡宮の神託を得る為、和気清麻呂が派遣されました(道鏡事件)。今回のツアーでは道鏡ゆかりの地を訪れます。
また昼食は、創業明治、老舗のうなぎ料理専門店で有名な「かねよ」の上きんし丼をご用意しております。