土地制度の革新的な新たな改革へ
聖武天皇を支え続けた長屋王が。神亀6(729)年2月、「長屋王の変」にて失脚。長屋王の没後、政務の中心を占めたのは、藤原不比等の子ども達である藤原四兄弟でした。しかし、天平3(731)年ごろから、天候不良・大地震・天然痘にて国家は疲弊しました。天平9(737)年には、藤原四兄弟が天然痘にて死去。新たに、皇族出身の橘諸兄を中心とした政権が発足しましたが、先の災害や流行り病にて、土地を捨てる人民が続出しました。そのために、新政権は、社会復興策の必要性が急務であり、新たな土地制度の制定に乗り出します。天平15年5月27日(743年6月23日) 、革新的な土地制度の法令である「墾田永年私財法」発布されました。
今回のツアーでは、政権の中心的な人物であった、橘諸兄のゆかりの地を訪れます。