三好一族ゆかりの地を訪ねて
堺は古代から中世にかえて住吉大社の影響下にあったが、南北朝の争乱にて住吉が弱体し。摂津国の守護となった細川氏の影響を受けるようになった。応仁の乱後、細川氏の出身地である阿波国において家臣であった三好氏が台頭し、堺への関与も強まっていきました。堺における三好氏の影響は大きく、三好元長時代には、5年間ほど堺公方とも称された足利義維のいわゆる堺幕府が引接寺にあり、元長は顕本寺を拠点とした。また、元長の祖父の時代から堺の北西部の海岸地帯に、三好氏の拠点が築かれた。元長が戦死後、その息子である長慶と堺の交流は続き、長慶が元長の為に建立した南宗寺や、長慶の弟である実休が創建した妙國寺などがある。
イエズス会宣教師が堺を訪れ「自由都市・共和国・日本のベネチア」とヨーロッパに紹介され、今日は我々もそのイメージで見ている堺。今回のツアーでは、三好氏と共に繫栄した堺をテーマに訪れます。