唐松岳(からまつだけ)は、標高2695mの後立山連峰の一つで、アルプス・3000m級入門の山です。今回の唐松岳への登頂は、八方尾根のゴンドラを利用し、一気に高度を上げていき、八方池山荘前から歩き始めます。八方尾根は高山植物の宝庫で、初夏の雪解け後は「天空のお花畑」と呼ばれるほど多種多様な高山植物が咲き乱れ、長野県による天然記念物の指定も受けています。唐松岳までの稜線歩きでは、右手に三大キレットの一つ『不帰(かえらず)キレット』を経て白馬岳へ続く稜線、左手にはアップダウンを繰り返し体力・技術が試される五竜岳へと続く稜線が見えます。まずは唐松岳へ登り、アルプス登山の経験を増やしましょう!
山旅に馴れた認定登山ガイドなど山好き視点からの登山コラム