北アルプスアーカイブ
毎日山の旅レポート 2022年11月23日 村野匡佑
映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』試写会
- これまで数々の困難な登山・登攀に挑んできたアルパインクライマー山野井泰史さんについて、過去の映像と今の様子を織り交ぜながら、今までのクライマー人生を追ったドキュメンタリー映画『人生クライマー山野井泰...
毎日山の旅レポート 2021年10月05日 村野匡佑
北アルプス黃葉の涸沢カール
- 10月初旬、毎年恒例ツアーとなっているい涸沢カールの紅葉を見に行きました。今年は10月に入っても夏を思わせるような暑い日が続き、紅葉は遅いのかと思いきや、涸沢周辺の紅葉は例年どおりで、10月初旬には見...
〜山記者の目〜 2020年10月08日 小野博宣
北アルプス青空と鷲羽岳
- 白い朝もやが明けると、その向こうにあったのは黒い岩肌の峰々だった。穂高連峰がその威容を見せた瞬間だ。槍ケ岳(3180㍍)、北穂高岳(3106㍍)、奥穂高岳(3190㍍)、西穂高岳(2909㍍)といっ...
〜山記者の目〜 2020年09月02日 小野博宣
北アルプス天狗池と逆さ槍
- 北アルプス山中の山小屋・槍沢ロッヂを出たのは、午前3時だった。星空の道を槍ヶ岳(3180㍍)に向かって、黙々と歩いた。空が薄明りとなり、山肌に陽光がさした時に、天狗原分岐にたどりついた。右に登れば槍...
〜山記者の目〜 2020年08月31日 小野博宣
北アルプス険路と憧れの剱岳
- 漆黒の鎧をまとった剱岳(2999㍍)を間近に見たのは、2020年8月13日午後のことだ。室堂ターミナルを歩き始めた時は雨模様だったが、4時間後には雨も上がり、我々は山小屋・剱沢小屋の前に立っていた。...
〜山記者の目〜 2020年07月09日 小野博宣
北アルプス乗鞍岳の靴底
- 乗鞍岳ほど胸のすく山はない。最高峰の剣ケ峰(3026㍍)からの展望は忘れることはないだろう。山なみが遠くまでうねり、足元には緑色の湖水をたたえた山上湖が見える。3000㍍峰に吹く風も湿気が少なく、涼...
〜山記者の目〜 2020年01月10日 小野博宣
北アルプス・長野冬の上高地
- 冬の上高地を渡る風が木々を揺らす。そのざわめきが旅館「山のひだや」の談話室まで聞こえてきた。ランプの灯がともる室内には、語らいの言葉と薪(まき)ストーブのはぜる音が静かに響く。明神池近くに建つ旅館に...
〜山記者の目〜 2019年10月29日 小野博宣
北アルプス・長野燕岳に登る
- 燕岳(2763㍍)は「北アルプスの女王」と呼ばれる。花崗岩と砂れき、そしてハイマツが織りなす白と緑色のコントラストが美しく、丸みを帯びた山容が女王を想起させるのだろう。また、そこからは北アルプスの山...
〜山記者の目〜 2019年08月19日 小野博宣
北アルプス・長野大キレット穂高岳縦走
- 「Hピーク」。石灰色の岩肌に、白い文字でそう書かれていた。その岩の向こうには、黒々とした断崖がすさまじい姿を見せていた。後ろを振り向けば、今歩いてきたナイフリッジの道が望見できる。ここは北アルプス・...
〜山記者の目〜富士登山塾 2019年07月23日 小野博宣
北アルプスステップ⑤唐松岳(2019)
- 北アルプス・唐松岳(2696㍍)の稜線からは、数多(あまた)の山が見渡せた。間近に五竜岳(2814㍍)がどっしりと構え、剱岳(2999㍍)は正面に鎮座している。遠くに見えるきらめきは富山湾の波光だろ...
〜山記者の目〜 2018年10月02日 小野博宣
北アルプス上高地の歩き方
- 「三年前の夏のことです。僕は人並みにリユツク・サツクを背負ひ、あの上高地の温泉宿から穂高山へ登らうとしました」。芥川龍之介の小説「河童」(1927=昭和2年=年発表)の冒頭部分だ。上高地...
〜山記者の目〜 2018年09月06日 小野博宣
北アルプス秋雨の南岳
- 「南岳」と問われると、読者はどこの山を思い浮かべるだろうか。北海道から九州まで、この名前の山は各地に点在している。「みなみ」という言葉は身近で、親しみやすい響きがある。また、方角の山名...
毎日山の旅レポート 2018年08月30日 村野匡佑
北アルプス奥穂高岳晩夏
- 「美穂」さんという名前の由来は、山を愛する私たちは、どうしても「美しい穂高」と考えてしまいます。「美しい穂高」を目指して、8月25日(土)に出発した「毎日山...
〜山記者の目〜 2018年08月17日 小野博宜
北アルプス真夏の白馬三山
- 白馬三山(白馬岳、杓子岳、鑓ケ岳)の姿を目の当たりにしたのは、昨夏(2017年)のことだ。唐松岳を目指している途中、八方池に映ったその姿は、「美しい」を通り越して「神々しい」と感じた。「あの...