3. 安全を最優先にした登山環境が大切
登山にしても、他のスポーツにしても安全は最優先される事項です。
安全を最優先し、安全を確保しながらトレーニングや登山を継続していくためには、やはり専門分野の経験者のノウハウが必要です。
登山を始められた方にとって、目的とする山の難易度や選び方、登山道の歩き方、歩行中のペース配分、登山中の天候や気温の変化、身を守る装備類の必要性、水分の補給方法、行動食の種類、安全な場所での休息の取り方など山中で必要とされる様々な出来事などについては、やはり、専門分野の知識を持った経験豊富なリーダーや仲間から、現地でアドバイスを得ることが最も効果的な登山のトレーニング方法と言えます。
我流でも山には登れますが、限界があります。
とりわけ、登山を始められたばかりの方の単独行は、様々な危険がともないます。道迷い、滑落や転倒、そして装備や食糧、水不足なども十分に考えられます。
万一、山中でアクシデントに遭遇した時は、自力で下山ができるのでしょうか。歩行困難となり、救助を要請する際に、携帯電話が通話可能なエリアまでどう移動したら良いのでしょうか。単独行では、生死に関わる深刻な問題となります。登山は、安全な環境の中で、専門分野の経験者と同行し、アドバイス得ることが上達への近道です。