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レインウェアの選び方

3. レインウェアの選び方

レインウェアの選び方

「雨が好き」という方は、本当に稀な少数派だと思いますが、山中では都会での日常生活以上に転向が変わりやすく、雨によく降られると考えてください。
レインウェアは、登山靴、ザックと合わせて登山装備の中で、最も重要な装備のひとつです。

また、ご自身の身体を雨や風から防ぎ、低体温症を予防する装備としても必携です。どんな日帰り山行でも、レインウェアは持参するようにしましょう。

レインウェアの種類
レインウェアの種類
レインウェアには、大きく分けてポンチョと上下セパレートタイプの雨具があります。
さすがに最近、ポンチョで歩かれている方は見かけなくなりました。ポンチョは、山中では風に煽られて足元が見づらくて歩行には不向きです。
上下セパレートタイプの雨具でも、ゴルフ用、自転車での通勤用、釣り用、嵐山での観光用などの雨具は登山には絶対不向きです。現地で雨の中、辛い目に合うのはご自身です。また、電池などと違って同行者の方も雨具の予備は持っていませんし、山小屋でも販売していません。
従いまして、山行には上下セパレートタイプで、ご自身のサイズに合った耐久性のある登山用のレインウェアの持参を強くおすすめいたします。
おすすめするレインウェアの機能
おすすめするレインウェアの機能

様々なレインウェアが販売されていますが、ゴアテックスに代表される防水透湿素材の機能がある登山用の製品を選んでください。
防水透湿素材とは、「外からの雨・水を防ぎ体内から発散する湿気や蒸気を外に逃す」という機能を持った素材です。
昔のレインウェアは、防水性を高めるために、内側に薄いゴムを貼り付けていました。この結果、人体から発散する汗や湿気も、衣服と雨具の間に溜まってしまって、不快な「ムレ」を作りだし、レインウェアを着ているのに中の衣服が濡れるという状態を作っていました。
少々高価なのですが、登山愛好家なら必需品と言えます。レインウェア独自の性能や、耐水圧、透湿性の数値などで表されていますので目的の山行スタイルに合わせたものを購入しましょう。

追記としまして、某県警の方から聞いた話ですが、「今はアースカラーとか言って、地味な色の雨具もあるけどさ、あれはヘリから見えねえよ」とのことでした。どんよりした雨の日は、鮮やかな色のレインウェアを着てみるのも楽しいかもしれません。

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